一般内科では、日常的に起こりやすい急な体調不良から、生活習慣病をはじめとする慢性疾患の管理・治療まで、幅広い健康問題に対応しています。必要に応じて、より専門的な検査や治療が受けられる医療機関へのご紹介も行い、患者様にとって最適な医療につながるようサポートしています。また、「どの診療科を受診すべきか分からない」「複数の症状がある」といったケースでも、まずは一般内科にご相談いただければ、適切な対応をいたします。以下に、内科でよく扱う主な症状を掲載しておりますので、ご参考ください。

一般内科
一般内科
一般内科では、日常的に起こりやすい急な体調不良から、生活習慣病をはじめとする慢性疾患の管理・治療まで、幅広い健康問題に対応しています。必要に応じて、より専門的な検査や治療が受けられる医療機関へのご紹介も行い、患者様にとって最適な医療につながるようサポートしています。また、「どの診療科を受診すべきか分からない」「複数の症状がある」といったケースでも、まずは一般内科にご相談いただければ、適切な対応をいたします。以下に、内科でよく扱う主な症状を掲載しておりますので、ご参考ください。
このような症状と疾患の方はご相談ください
日常的に起こりやすい症状でも、適切な検査を行うことで重大な病気の早期発見につながることもよくあります。体調不良や健康に関して気になることがございましたら、何でもお気軽にご相談ください。
かぜ
風邪はウイルスによって引き起こされる上気道の感染症で、くしゃみ、鼻水、喉の痛み、咳、発熱などの症状が現れます。通常は数日から1週間程度で自然に回復しますが、免疫力が低下している方や高齢者、小さなお子さまでは、症状が長引いたり、肺炎などの合併症を起こすこともあります。風邪は多くの場合、特別な治療を必要としませんが、つらい症状を和らげるために対症療法が行われます。咳や熱が続く場合には、他の病気が隠れている可能性もあるため、早めの受診が大切です。
インフルエンザ
インフルエンザはインフルエンザウイルスによって起こる急性の呼吸器感染症です。毎年冬に流行し、1〜3日ほどの潜伏期間を経たのちに38度以上の高熱、悪寒、関節痛、筋肉痛、倦怠感、咳など、全身に強い症状が現れるのが特徴です。通常の風邪より症状が重く、高齢者や基礎疾患のある方では肺炎などの合併症を引き起こすことがあります。感染力が非常に強く、学校や職場などで急速に広がるため、予防接種や手洗い、マスクの着用が大切です。発症後は、抗インフルエンザ薬の早期投与が回復を早めることがありますので、症状が出た際は早めの受診をおすすめします。
急性胃腸炎・
感染胃腸炎
胃腸炎のほとんどはウイルス感染(ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなど)で、一部に細菌性(カンピロバクター、サルモネラ菌、腸管出血性大腸菌など)が見られます。ウイルスが付着した料理を食べたり、手指についたウイルスが口に触れたりすることで感染し、冬場、幼稚園や小学校などで集団発生することも少なくありません。症状は下痢、腹痛、嘔吐、発熱が多く、治療は脱水を予防し、症状に合わせた内服薬を服用します。細菌性が疑われる場合には抗生物質を使用することもあります。脱水予防には、自宅で出来る経口補水療法(ORT oral rehydration therapy)が効果的です。
蕁麻疹(じんましん)
じんましんは皮膚の一部が突然くっきりと赤く盛り上がり(膨疹)、しばらくすると跡形もなくかゆみと皮疹が消えるという特徴があります。たいていかゆみを伴いますが、チクチクとした感じや焼けるような感じになることもあります。発症して6週間以内を「急性じんましん」、それ以上経過した場合を「慢性じんましん」と呼びます。じんましんの治療は、まず原因や悪化因子を探して、それらを取り除く、または避けるようにすることです。アレルギーが原因であれば、原因アレルゲンや刺激を回避します。仕事や勉強などのストレスや不規則な生活を避けることも重要です。薬物治療は、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬などの飲み薬や塗り薬が中心となります。
アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎には、スギ花粉やヒノキ花粉などが原因で起こる「季節性アレルギー性鼻炎(花粉、ハウスダストなど)」と、ハウスダストなどが原因で季節に関係なく起こる「通年性アレルギー性鼻炎」があります。さらっとした透明の鼻水、鼻づまり、発作的に起こる連発するくしゃみが主な症状で、空気中に浮遊する原因物質(アレルゲン)が鼻の粘膜から体内に入ることによって起こります。アレルギー性鼻炎の治療には「薬物療法」、「アレルゲン免疫療法」、「手術療法」があります。また、症状の原因となるダニやスギ花粉などのアレルゲンを回避する環境を整えることも重要です。
扁桃炎
(扁桃腺炎)
扁桃炎は、のどの奥の左右両側にある扁桃が、細菌などの感染により炎症を起こす病気です。扁桃が赤く腫れ、白い膿を持つこともあります。扁桃炎の症状は、のどの痛み(とくにつばを飲み込むときの強い痛み)、発熱、あごの下や頚部のリンパ節の腫れなどですが、耳や側頭部に痛みが放散することもあります。扁桃炎の治療は、軽い場合はうがい薬、トローチの使用などで改善しますが、炎症が強い場合は、抗生物質、消炎鎮痛剤、解熱剤などを服用する必要があります。日頃はよくうがいをして、不摂生をしないことが大切です。痛みがある場合は、入浴、飲酒、喫煙は避けましょう。
生活習慣病
生活習慣病とは、その名の通り生活習慣が原因で発症する疾患の総称です。不適切な食生活、運動不足、喫煙、過度の飲酒、過剰なストレスなど、好ましくない習慣や環境が積み重なると発症リスクが高まります。
帯状疱疹
帯状疱疹は、水ぼうそうのウイルス(帯状疱疹ウイルス)が再活性化することで起こる病気です。加齢や疲労、ストレスなどで免疫力が低下したときに発症しやすく、体の左右どちらか片側に、ピリピリとした痛みを伴う赤い発疹や水ぶくれが帯状に現れます。症状が強い場合や、神経痛が長引く「帯状疱疹後神経痛」へ移行することもあります。治療には抗ウイルス薬を早期に使用することが重要で、痛みの緩和には鎮痛薬も併用します。発症予防にはワクチン接種も有効です。発疹や皮膚の痛みを感じたら、早めの受診をおすすめします。
尿路感染症
尿路感染症は、尿の通り道(腎臓・尿管・膀胱・尿道)に細菌が感染して起こる病気です。特に女性に多く見られ、排尿時の痛み、頻尿、残尿感、下腹部の違和感などの症状が現れます。重症化すると発熱や背中の痛みが起こり、腎盂腎炎に進行することもあります。原因菌の多くは大腸菌で、体調不良や排尿を我慢することなどが発症のきっかけになります。治療は抗菌薬の服用が基本となり、早期治療により多くは数日で改善します。症状を放置すると慢性化や再発の原因になるため、違和感を感じたら早めの受診をおすすめします。
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